【クール配送】ドミニク・ローラン ボンヌ・マール・VV [2011]750ml

ドミニク・ローラン氏のコメント
『アペラシオンの中心部に位置した畑で、樹齢は不詳状態(ほぼ樹齢100年)だが、恐らく最古のもの。これは重要な条件だ。トップクラスのワインを造るなら、最初から最大限の要素が整っているほうが良い！このボンヌ・マールは、20年来、最高のものの1つとの評判を得てきた。毎年、とても違うが、幸いにも優れたワインだ。2011年は2010と似ていて、絵画のようなワイン。凝縮度が高く、精気があり、フルボディで、深みがある。2009年とは正反対で、明るく、細やかで、洗練されている』。

2011年産についてのドミニク・ローランのコメント
　2011VTは、とても進行の早い年で、ブドウの花は5月には開花していました。７月、8月も天候は不機嫌でしたが、ブドウへの影響は少なく、非常に健康な状態でした。春の天候が素晴らしかったことが、功を奏したのでしょう。通常、開花から100日ぐらいが果実の収穫の目安ですが、この年はその時が来ても、ブドウの成熟は十分ではありませんでした。　ブルゴーニュの素晴らしさの一つは、熟し始めたブドウをインディアン・サマーが完全な状態まで仕上げてくれる事です。申し分の無い温暖な気候と遅れてきた夏の日差しは、最高のワインメーカーです。　その遅れてきた夏をうまく利用した結果、2011VTは2010VTに勝るとも劣らない熟度のブドウを得ることが出来ました。
　もう一つの重要で普遍的な要素は、コート・ド・ニュイでは、あまり知られていませんが、ディジョンからボーヌにかけては大きな河が存在しない為、霧や夜露があまり発生しません。これらは果実の腐敗の原因です。批判的な方ならニュイ・サン・ジョルジュのムザン川を出してくるでしょうが、あいにく、その川は収穫期にはすっかいり乾燥してしまっています。　この二年は「冷涼」と「ブドウの成熟」と言う意味で似通っていますが、2010VTが厳格なワインならば、2011VTは優しく、柔軟で滑らか、そしては鮮明な味わいです。　

最後にお知らせしたいのは、2011VTより本格的に登場する「レゼルヴ・ペルソネル」についてです。これはＶＴＧによって登場する傑出して成功したワインを、他のワインと区別して、あたかも芸術作品のように扱う為のものです。最も「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ」のように、毎年のように傑出しているワインについては造る必要はありませんが。

インターナショナルワインセラー：95-97 points

Stephen Tanzers International Wine Cellar， Jan/Feb 13
(from 90-year-old vines; almost entirely from destemmed fruit): Bright， deep ruby. Knockout Chambolle perfume of blackberry， black raspberry， crushed rock， coffee， mocha and wild herbs， plus a whiff of gibier. As impressive in the mouth as it is on the nose， showing outstanding sappiness and soil-driven saline complexity to its flavors of raspberry， botanical herbs， smoke and minerals. Utterly palate-staining and unflagging on the back end: one really senses the pulpy， mellow， tiny grapes. Still， Laurent prefers his Clos de Beze today for its refinement. 95-97 points